猫が星見た

映画の感想

サガン −悲しみよ こんにちは−(SAGAN)

デビュー作『悲しみよ こんにちは』が世界的なベストセラーとなり、わずか18歳にして時代の寵児となったサガン。以後、次々と小説を発表する一方、その華麗な交友録で私生活にも注目が集まっていた。あり余るほどの富を手にした彼女は桁外れの金額でギャンブルに興じ、奔放な恋を謳歌する。そんなある日、スポーツカーを運転していて事故に遭い九死に一生を得たサガン。その後22歳で編集者のギイ・シェレールと結婚するが、それはほどなく失敗に終わってしまう。

フランス映画の文芸系というのはつまらなくないが面白くもないのが多い。これもそう。
自由奔放な人の話はもちょっと面白くあるべきだと思う。でも芸術家ってのは面白いというよりは鬱屈としているのが本当なんだろうからこれがリアルなんだろうと思う。
文芸系はいつも私をもやもやっとさせる。だけどいつかもの凄い感動があるかもと思って観てしまう。
(2009年7月)