猫が星見た

映画の感想

エリザベス(ELIZABETH)

16世紀のイングランドカトリックプロテスタントの争いが激化する中、異母姉のメアリー女王が崩御し、エリザベスはイングランド女王に即位する。側近の様々な思惑から近隣諸国との政略結婚を迫られるが・・・。

骨太で面白かったです。文芸・歴史というよりは恋愛物語だったのは意外でしたが。歴史物語と思うと物足りないですが、一人のいたいけな女性が、統治者として生身の人間からそれを超えた孤高の存在になる、その過程を描いています。

話も普通に面白いのですが、とにかくケイト・ブランシェットの髪型が美しいな〜と、すごいこだわりを感じる造形だなと思いました。こういう映画は衣装とか髪型とかが凝っているとそれだけで観る価値があります。あとケイトのカリスマ性。性別を超えた力強さを持つ彼女をキャスティングしたのが何より素晴らしいと思います。