猫が星見た

映画の感想

コールド・ウォー 香港警察 二つの正義(寒戦 Cold War)

モンコックで爆発事件が起きたその時、警察官5名が警察車両と共に行方不明となった。事件解決のため、現場タカ派のリー副長官が臨時長官となり捜査を開始するが、その強引な捜査手法に疑問を持った事務上がりのラウ副長官が裏で調査を開始する・・・

 

お、っもしろくないです!

これだけ豪華なキャスティングで、これ以上ないしょうもない結末、そして続編ありなのが前提という謎の構成。

途中までは面白くなりそうだったのに、犯人が二転三転したり仲間が死んだりするところからびっくりするくらい大味になって犯人が誰でももういいよ、という気持ちになっていました。うーん、くだらない。2作目をみるといいことあるのかな?でも1作目でそれなりに完結してないとそれは映画としておかしいよね。あんなモブばっかりが裏切ったって、観てる方は何も楽しくないし、あんた誰?って感じなんですけど。

しかもアーロン・クォックの演技がね、主役にしてはイマイチな気がするし、アンディ・ラウがあんなちょっとだけ出てきてニヤニヤ変な演技していたのも気になるし、レオン・カーフェイが仙人みたいなヒゲなのも気になるし、演技的に一番信頼できるラム・カートンはしょうもない無駄死にしたし、久々にみたテレンス・イン、キーマンかと思ったら最初しか出てないやんけー!って文句というか、こんなに豪華なのになんで!?誰ひとり輝いてないで!?という残念な気持ちしかありません。

香港の俳優が90年代からあまり老けてないことには驚愕しましたけど。プロ意識高いんでしょうけど、それだったらストーリーをなんとかしろよ!