猫が星見た

映画の感想

60分未満

デカローグ 第9話「ある孤独に関する物語」(Dekalog,Dziewiec)

第3話同様、あまり印象に残らない話。ただ、音楽と映像が美しい。

デカローグ 第10話「ある希望に関する物語」(Dekalog,Dziestic)

これに出てくる兄弟がいい感じで好き。デカローグの中で唯一お間抜けで可愛らしい2人。話もコミカルで展開が面白い。ラストも惨めすぎない感じがいい。こうして10話を見直してみたけど、やっぱりデカローグは名作だなあ! 3話と9話以外は星4つ半以上。トータ…

デカローグ 第8話「ある過去に関する物語」(Dekalog,Osiem)

全10話の中で最も地味な話かもしれないけど私は結構好き。 これを観ると人生は道を誤っても生きていかなければならない、道を誤まっても挽回のチャンスはくる、そして人生はそれほど酷いものでもない、と思う。 (DVDで)

デカローグ 第7話「ある告白に関する物語」(Dekalog,Siedem)

7話目は“あなたは盗んではならない”。マイカは母親に娘を盗まれ、時を経て母親から盗み返す……しかしそれはうまくいかない。 この物語はマイカが1人汽車に乗るところで終わっているのだが、この結末はどういうことだろうと娘世代の私なぞは思ってしまう。結…

デカローグ 第5話「ある殺人に関する物語」(Dekalog,Piec)

これは私が観た中でもっとも死をリアルに描いている作品だと思います。 どんなエグイ映画よりショッキングな「死」がここにはある。 ただなんとなくの憎悪によって殺人を犯した主人公が死刑を受ける。その準備の淡々としたこと、あっけなさ、それに反しての…

デカローグ 第6話「ある愛に関する物語」(Dekalog,Szesc)

評論家的には映画版よりこのテレビ版のラストの方が評価が高いようですが、私は断然映画版の終わり方が好きです。というか映画版のラストシーンは最高でしょう!と言いたい。 この作品を観ていつもじっくり観てしまう所は、青年トメクが熟女のマグダに愛を告…

デカローグ 第3話「あるクリスマス・イヴに関する物語」(Dekalog,Tazy)

全10話の中で一番印象の薄い話かもしれない。 デカローグの中では特に何も語れない話。デカローグ DVD-BOX (5枚組)出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2005/07/23メディア: DVD クリック: 19回この商品を含むブログ (39件) を見る

デカローグ 第4話「ある父と娘に関する物語」(Dekalog,Cztery)

娘のアンカの美しさが際立つ一話。血の繋がらない父と娘の近親相姦話で、微妙ないやらしさと純粋さを保っている秀作。 北欧の人はイタリアとかフランスに比べてフェロモンが少ない人種なのか、簡単に抱き合ったりキスしたりしないのがウムウムと頷ける。ラス…

デカローグ ある選択に関する物語(Dekalog,Dwa)

二話目は“あなたは自分のために刻んだ像を造ってはならない”(……よくわからん) 夫が助かり子供も産む、この両取りの選択・結果について、キェスロフスキが何を暗示したかったのか正直よく分からない。女がどうしてその選択をしたのか、それはあえて描かれて…

デカローグ ある運命に関する物語(Dekalog,Jeden)

モーゼの十戒をモチーフにした10つの連作。一話目は“あなたは私のほかのなにものも神としてはならない” ここ7,8年の私のベストムービーのワン、ツーは鉄板で「欲望の翼」、「デカローグ」である。宗教色を含んだ映画が苦手な私が唯一理解し共感し驚嘆した作…