猫が星見た

映画の感想

スポットライト 世紀のスクープ(SPOTLIGHT)

アメリカ・ボストンの新聞社「グローブ」では新しい局長が就任し、以前取り上げた神父による虐待について続報を出すことを指示される。スポットライトという連載コーナーを担当するチームは、過去の事件について再度取材をすることになるが・・・。

久々に真剣に映画を観たな、という感じです。外国の小説を読んでいる時のような、独特な硬質感のある映画です。人の名前が次々に出てきて全く覚えられないのも洋書っぽい感じです。親切な説明とかはもちろんなしで淡々と様々な人が登場します。しかも登場する人物の顔つきが地味すぎてこれまた把握に苦労します。でもその不親切さが硬派な映画っぽくていいな〜と思いました。観客が真剣に観ないと面白さを感じられない映画だと思いますが、たまには真剣になるのもいいものです。出演者は正直地味です、内容も地味です、演出も地味です、はっきりいうと大まかな結末は最初から分かっています、が、それでも2時間集中して観てしまいました。