猫が星見た

映画の感想

日本沈没

小松左京の傑作SF小説を「ローレライ」の樋口真嗣監督が映画化。日本列島の沈没という未曾有の危機を迎えパニックに陥る日本国民の姿とその中で出会った一組の男女の運命の行方を描く。

結局何に重きをおきたかったのか分からない映画です。草なぎ君と柴咲コウが別れるシーンで大音量でJ-POPが流れた時にこれは恋愛映画だったのかとポンと膝を打ちましたが、それで合ってますか?しかし2人はいつの間にそんな愛を育んでいたのでしょうか。私の目には友達にしか見えませんでした。謎です。
日本がえらいことになっているわりに草なぎ君は実家に帰ったり居酒屋メンバーに差し入れをしたりイギリスと連絡取ったりと非常に普通なのが本当に考えなしに映画つくってやがるな、と思いました。ストーリーを進めるためには仕方ないとは思いますが、そこを工夫するのがプロの仕事です。
WOWOWで・2008年1月8日)