猫が星見た

映画の感想

EXIT

就活中のヨンナムは毎日実家で酸素の消費をするばかり。学生時代は山岳部で熱心に打ち込んでいたが、社会にはうまく出ていけていない。そんな折、父親の古希祝いの会場で山岳部の後輩で当時想いを寄せていたウィジュと再会する。古希祝いの宴もたけなわという時、近くの薬品会社の前で、不審な男が謎の大型車両を乗り付け佇んでいた・・・

 

今はやりのボルダリングを思う存分に魅せたパニック映画。ボルダリング×無差別テロという、なんとも世相を表している感じ。こういう映画を撮る監督がいるのはやっぱり韓国映画界はなかなか優れていると思う。辛気臭い内容かテレビドラマの延長の軽すぎる内容かしか撮れない日本映画の衰退感をすごく感じる。ダイナミックな内容はすべてアニメでしか表現できなくなってしまった日本映画・・・実写映画がしょぼすぎませんかね。

 

それはさておき

1時間くらいはスリルもあったし、主人公の家族模様も面白くて、とてもよかったです。が、最後の方はかなり雑になっていて、まあ絶対命助かるんだろうし、逃げて逃げての展開にも飽きてきたな〜と思いました。トータルで面白いんですけどね。

韓国映画を観るといつもいいな〜と思うのが、結局人間が家族想いで愛が深いということ。主人公の姉もそうだし、母親もそうだし、父親もそうだし、なんか悪態つきながらも人間味があっていいなと思います。

もちろん主人公のヨンナムもすごいいい奴で、ヒロインも正義感があって可愛くて、観ていて不快な部分がありませんでした。

 

EXIT(字幕版)

EXIT(字幕版)

  • チョ・ジョンソク
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