猫が星見た

映画の感想

とかげの可愛い嘘

「マラソン」チョ・スンウと「オールド・ボーイ」「トンマッコルへようこそ」のカン・ヘジョン共演によるファンタジックなラブ・ストーリー
 8歳のジョガンは不思議な転校生の少女アリに心奪われる。アリはいつも黄色いレインコートを身にまとい、ポケットにはペットのトカゲを入れている。そして、自分に触ると呪いが移ると言って周囲を煙に巻く。しかしジョガンは彼女に触れた翌日、はしかに罹ってしまい、同時にアリも姿を消してしまう。10年後、高校生の2人は再会を果たすが、喜びもつかの間、アリはまたしても姿を消してしまう。さらに8年後、銀行員となったジョガンの前に再び現われたアリ。彼女は、8時間後にはアメリカに旅立つのだと3度目の別れを告げる。悲しい嘘をつき続けるアリをいつまでも想い続けるジョガン。4度目の再会を果たしたとき、彼はついに彼女の秘密を知ってしまうのだが…。

き、きつい……。ヤジ飛ばしながらでないと観れない代物です。映画は疲れを癒すファンタジーであって欲しい私ではありますが、不思議ちゃんがヒロインだとなんだこの女ァ?とフィクションながらもほとほと疲れます。
子供が「私は宇宙から来たのよ」、とか言っても可愛いな〜で許せますが、16,7の女が言うとそれはもう男への媚びでしかありません。男性にとっては可愛い嘘なのかもしれませんが、女性にとってはかまってちゃんでウザイ女でしかありまへん。話しかけられても絶対に無視したいタイプです。なぜそんなうざいことを言う人間になってしまったのかは最後で分かりますが、なんというかもうそれしか能ないのか韓国映画は……とげんなり。もっと頭使ってストーリーというものを考えてほしいです。アリは病的な嘘つきでそれでもジョガンは彼女を愛する、周りの人は白い目……みたいな方がある意味斬新で面白いと思うのですが。韓国の恋愛物はここ数年質を落とし続けています。そんでもってカン・ヘジョンは可愛くない!“わたしって可愛いでしょ?うふふ”という感じがしてとても受け付けられない。
(2008年3月6日・WOWOWで)

とかげの可愛い嘘 特別版 [DVD]

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