猫が星見た

映画の感想

TV

リプレイスメント・キラー(The Replacement Killers)

チョウ・ユンファのハリウッド進出作。 評判が凄く悪かったので流し見したが、ブーブーに言われるほどには悪くないじゃん。最初は正統派に銃撃戦をやっているのだが、ラストで待ってましたの如く二丁拳銃に行き着くのがちょっとおかしかった。やっぱりそこな…

ノスタルジア(Nostalghia)

映像叙情詩。 “ロウソクの火を消さないように広場を渡る” この映画ではっきり覚えているのはそこだけなのである。生と死、火と水、そこだけが異常に目に焼きついて離れない。この映画の素晴らしさを巧く説明出来る人がいたら教えて欲しい。なんでこんなに退…

クジラ島の少女(Whale Rider)

マオリ族の伝説を描いたネイチャー色の強い作品。公開当時なかなかの評判で気になっていたのを今更観たがまあ普通だった。押し付けがましい感動色がないのがいいが逆に引っかかりもないので特に人に薦めたりはしないと思う。しかしなー、この少女は悲観的だ…

ダンサーの純情(Innocent Steps)

基本的にダンスモノが好きなので楽しく観れた。 ダンスシーンがよかったのでそれだけで満足だが、ラブストーリーとしてもそこそこ。床の白い足跡とか小物が韓国映画らしく程ほどにお洒落で好ましい。取調べの時に主役二人、ムン・グニョンとパク・コニョンが…

カンゾー先生

すごくマトモな映画だ骨太だ。新しさは感じないのだが、どっしりと安定感があって心地よく観ていられる。これが作り手の技と経験ってやつなのか。人の息遣いと汗臭さをしみじみ感じられる市井の話というのはありそうでない。やっぱり今村監督って巨匠なんだ…

リング2

「リング」関連の映画って沢山ありますけど、どういう続き方してるんだかさっぱりですな。香港映画の邦題みたくタイトル似せて中身別物っていうのに似ているような気がする。(男たちの挽歌シリーズとか) 確か「リング」の本筋は飯田譲治監督の「らせん」に…

フラガール

日本アカデミー賞最優秀作品賞・助演女優賞・監督賞・脚本賞・話題賞受賞作。2006年はフラガールの一人勝ちだった。……この年は不作だったのだな。 確かにそれなりなんだけど、“目立って悪い所がない”というだけな気がする。 起承転結、感動エピソードの内容…

ヴァーチャル・シャドー 幻影特攻(幻影特攻)

サイバー・アクション・メロドラマ。 イーキン・チェンの髪の毛がかなりうっとおしい具合の作品。そして彼は太りやすい体質なのか?ぶよぶよしていて男前が80%減であるので残念だ。彼の映画を観ると結構な割合で太っている彼を見てしまうので重ねて残念であ…

君に捧げる初恋(Crazy First Love)

「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョンと「ラブストーリー」のソン・イェジンの共演作。美女と野獣。 基本的に、恋に落ちる心の動きを描いていないラブストーリーは嫌いである。 この作品でははなっからチャ・テヒョンがソン・イェジンを好きだと叫ぶ。ちっちゃ…

シャドウ・オブ・ヴァンパイア(Shadow of Vampire)

吸血鬼モノに惹かれる性質なので観たような気がする。 しかしつまらんかったことしか覚えていない。 当時のメモに“単なるマッド・芸術家のドリーム”と書いてある。 ジョン・マルコヴィッチとジョン・キューザックは間違えやすいのに一緒の映画に出てることが…

卓球温泉

家出主婦が温泉でちょっと卓球をしてみた話。コミカルドラマ。 “ねるとん”に時代を感じた。 松坂慶子が本当の本当にフツーのおばちゃんだった。可愛いと言えなくもないが本当の本当におばちゃんだ。 (多分日本映画専門チャンネルで・2003年2月14日)卓球温…

悪い男(BAD GUY)

キム・ギドクの映画を自ら進んで見るっていうのは結構マゾな行為かもしれないな。今の所100%痛い。 ギドク作品と北野作品が似ていると何処かで聞いたけれども、「サマリア」「受取人不明」を見てもさっぱりそんなことは感じなかったが、この作品見てようやく…