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島田洋七が話すのを聞いてた方が面白かった、というのが正直な所。 別に駄作とは思わないのだが、ばあちゃん語録を出す為にシーンをぶつ切りにしている感じがして、一本の映画としてはあまり巧く成り立っていない気がした。本当に唐突にばあちゃん語録が出て…
稀代の暴君とその寵愛をうけた美しき男芸人と苦楽を共にしてきた相方の男を巡る運命と愛憎の歴史劇。 美貌の男芸人役のイ・ジュンギの妖艶な色気のせいで、見かけだけのミーハー韓流だろうと思って期待しておりませんでしたが、映画として非常にきっちり丁寧…
予想に反して結構面白かったと思います。高島礼子がうまいです。他の方々はどなた様も演技がおかしいのですが、このシリーズは現代風なので許せる仕様になっております。 そんな中で一点これはまずいだろ〜と思ったのは、井川遥の二重あご。女優さんでこんな…
田村泰次郎の同名小説の2度目の映画化作品。この後も2度、これまで計4度映画化されているそーです。 私は原作どころか田村何某がどういう作風でどれほど有名なのか全く知らないので、ただ鈴木清順作品を制覇する為に観たんですが、これって4度も映画化するほ…
なんにせよ、徳平はいい奴だ。根本的に山田洋二の感覚には寄り添えねえなあという気はしましたが、笹野+壇−(山田洋二+キムタク)はプラスなのではないでしょうか。キムタクの精一杯の演技は正直わざとらしすぎて笑いを誘いましたが、笹野さんと壇さんが非…
ネタにもならない映画というのは観ること以前に存在自体が無駄です。この映画は何を目的に作ったのでしょうかー。怖がらせもなし、トンデモもなし、エロもなし、最近のホラー映画の程度の低さ(笑かしとしても成り立っていない)を強く感じている私をさらに…
TVをつけたら猫が出てたので観たというだけですが、まあ夏休み映画っぽくていいのではないでしょうか。しかし時代・場所設定はどうなっていたのでしょうか。とても“昭和”っぽいのですが、一応21世紀のようですし(でも21世紀であのトイレはそうそうないよ〜…
金城二度爆発。哀れやーーー。首だけになってもまた爆破されるむごさ。でもミシェル・ヨーだって腕もげた上に木っ端微塵になったんだからペーペーの金城君がそうなるのは当然だな。私の愛するラウ・チンワンもかっこつけたわりにあっさり死ぬしな。大サービ…
原作読んでいないものだから、この話はダ・ヴィンチの絵の謎を解き明かす話だとずっと勘違いしていた。NHKでやるような、最後の晩餐の遠近法とかさ。でも舞台がルーブルっていうだけでほとんどダ・ヴィンチ関係ないんだな。しかも私の苦手な宗教ものじゃない…
うわーーークソつまんない。香港でおナルな映画を撮る監督ってチャウ・シンチーくらいかと思ってたけど、スティーブン・フォン、お前もか!!しかしシンチーは映画自体が面白く、主役(監督)No.1は笑いの後からついてくる要素、または笑いの為に必要不可欠…
なんだよーまた難病ものかよーぶーぶー。なんとなく「イルマーレ」とか「リメンバー・ミー」とかの時空超越恋愛の類を予想してたのによー。最近韓流の引きが弱いなあ。 韓流でお涙病気ラブストーリーはもうおなか破裂寸前なんだけど、それでも感情移入して泣…
骸骨!骸骨!骸骨!なんというイマジネーション!!! これをものすごく面白いと思ってしまうのは私がヘンなのでしょうか。映画観て久々に血の沸き立つような興奮を覚えて嬉しすぎます。やっぱり90年代の香港映画は最高です。基本的にかっこいい女の人が活躍…
TVをつけたらシャワーを浴びて出ようとしたロバート・デニーロとトイレに座ったダスティン・ホフマンがバスルームでよくわからん会話をしていたので、なんだこの映画?と思ってちょっとのつもりで観ていたが、程よい下品さで面白かったので結局最後まで観て…
当時高評価だったのはただの暴力のインパクトだけだったのか。お化け屋敷と変わらんではないか。こういう映画に一番必要な人間の心情というのがこの作品では全く描かれていないので驚いた。あーこの気持ち分かるぜ、というのが田畑智子演じる姉ちゃんだけだ…
涙が出た。現実では大嘘なのかもしれないが、皆自分の居るべき場所があっていつかそこに連れて行ってくれる運命というのがあるのだなあと思わせてくれる救いの映画。「めぐりあう時間たち」「彼女を見ればわかること」と3つ並べて女性映画の傑作としたい。…
ソン・ガンホもポン・ジュノもペ・ドゥナも絶対に裏切らない人たちだ。期待した分だけ充分に満たしてくれる。しかしこの映画は本国では大ヒットしたけど日本ではさっぱりだったのだよね。まーそれもすごく分かる。凄く地味だもんな。公開当時予告編が異常に…
同監督の泣かせ系「いま、会いにゆきます」がちっともツボに入らなかったので、タイトルからして泣かせ系以外ありえないこの作品も絶対ツボをはずすだろうと全然期待していなかったが、見事に泣かされた。ミエミエの泣かせ系のいやらしさを感じることなく泣…
炎のすごさ(全部本物とはお見事)、消防士の男気あふれる格闘は圧巻なんだけど、ドラマ部分がセコくていらない。哀しい過去を持つ犯人を巧く描いて同情させるというのは非常にハードルが高い。この作品では後半部犯人に同情させたいような表現なんだけど、…
B型は万国共通で他の血液型から嫌われるのだなあ。ちなみに私はB型だ。科学的に証明されていなくても血液型によって性格分類されるのは多くの人は共感してるのだなー、大阪人=うるさい、みたいな感覚でB型=自己中なのだな。ごくたまにハッキリものを言うと…
アッバス・キアロスタミ監督の「友だちのうちはどこ?」「そして人生はつづく」に続く三部作。 私は「友だち〜」は好きだが「そして〜」は苦手、そしてこの作品は再び好きである。他愛ないことを退屈に感じるかほほえましく感じるかは紙一重であるなあと思う…
“拝啓 スティーブン・スピルバーグ様 映画を楽しく拝見しました 私の町でも似たようなことがあって───”で始まるとても粋なSF。ここの映画とは「ET」のことを指すのだが、この出だしのセンスのよさだけで私はたまらん気持ちになる。チープ・ゴージャスは私の…
香港映画を沢山観るわりに極道モノが苦手だ。なんというか、イキがって失敗イキがって失敗、それでも極道の道へ〜というのが人間の気持ちとしては分かるんだけど、どうしても馬鹿らしいと思ってしまうんだね。なんでお前らはそんなに意地張って戦うんだって…
チャップリンの「キッド」をモチーフにした作品。意外といい作品だと思う。ラストが典型的なお涙頂戴ではなく甘すぎないのでそこが私は気に入った。やや庶民的なレスリー・チャンを観る事が出来る。 (多分BS-2で・2003年3月14日)流星 [DVD]出版社/メーカー…
マイク・マイヤーズが生理的に受け付けない。あの顔で下ネタかまされると面白いより先に気持ち悪くてしょうがない。あとこの真似真似しい内容はなんだろう。パロディのパロディというなんとも他力本願な手なのだが、まあそれでC級の顔をしてくれれば許すが世…
タルコフスキー監督の遺作「サクリファイス」の現場を撮ったドキュメンタリー。この監督がいかに詩人で画家であったか分かる内容になっている。資本主義とは全く関係のない芸術家であるなあ。今やこういう映画監督は世間に許されないであろう。彼の作品が愛…
ソル・ギョングうまいなー!七変化の役者だなあ。確かに日本語はややたどたどしいが、口だけじゃなくてちゃんと演技しているのが分かるので私は全く気にならずにドラマに入り込めた。体つきもどうトレーニングしたんだっていうくらい凄い。もう別人っていう…
なんか話が分かりにくいなーと思うと100%戸田奈津子翻訳である。私は聞いてすぐ分かる程英語が得意とかでは全くないが、日本語が変なのは分かる。戸田さんは第一人者で素晴らしい点もあるとは思うのだが、今それなりに翻訳のプロが育った中でのその英語力と…
効果音で結構びびらせてくれるが、話自体はすげーくだらない。くるぞくるぞと思わせる予想を持たせながら、分かっていてもきた時やっぱりびびってしまうということはお化け屋敷であれば一流なのかもしれないがホラー映画としてはどうなのか分からない。とに…
聖書を題材にしたコメディ? 宗教モノは知ってないと全然面白味が分からない。しかもそれがシリアスであればなんとなくでも観られるがコミカルの方面にいくと私なんかはさっぱり理解出来ない。宗教をお遊びにしてる悪ノリの作品としか思えないのだよね。宗教…
アンドリュー・ラウのニオイがプンプンする。韓国映画色はちっともない。 それなりなのだが、前々から思っていたことで、アンドリュー・ラウは恋愛を描くのがいまいちだと思う。男の勝負の部分は非常にかっこいいのだが恋愛を絡めることによって微妙に古臭い…