猫が星見た

映画の感想

デカローグ 第3話「あるクリスマス・イヴに関する物語」(Dekalog,Tazy)

全10話の中で一番印象の薄い話かもしれない。 デカローグの中では特に何も語れない話。デカローグ DVD-BOX (5枚組)出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2005/07/23メディア: DVD クリック: 19回この商品を含むブログ (39件) を見る

デカローグ 第4話「ある父と娘に関する物語」(Dekalog,Cztery)

娘のアンカの美しさが際立つ一話。血の繋がらない父と娘の近親相姦話で、微妙ないやらしさと純粋さを保っている秀作。 北欧の人はイタリアとかフランスに比べてフェロモンが少ない人種なのか、簡単に抱き合ったりキスしたりしないのがウムウムと頷ける。ラス…

とかげの可愛い嘘

「マラソン」のチョ・スンウと「オールド・ボーイ」「トンマッコルへようこそ」のカン・ヘジョン共演によるファンタジックなラブ・ストーリー。 8歳のジョガンは不思議な転校生の少女アリに心奪われる。アリはいつも黄色いレインコートを身にまとい、ポケッ…

チーム・バチスタの栄光

拡張型心筋症に対する手術で成功率60%といわれる高難度のバチスタ手術。東城大学病院では、天才外科医・桐生をリーダーとする7人体制の専門集団“チーム・バチスタ”を結成、26連勝という驚異的な成功を記録する。だが突如として、3例立て続けに術中死が発…

デスノート the last name

死神リュークが落とした“デスノート”を拾い、野放しになっている凶悪犯を次々と粛清していく天才大学生、夜神月。巷では犯罪者の連続不審死を救世主“キラ”の出現と噂し始める。一方、一連の“キラ事件”を捜査するためインターポールから送り込まれたもう一人…

デスノート 前編

名門・東応大学で法律を学ぶエリート大学生、夜神月。将来を嘱望される彼ではあったが、法による正義に限界を感じ、激しい無力感に襲われていた。そんな時、彼は黒い表紙に『DEATH NOTE』と書かれた一冊のノートを目にする。そこには、“このノートに名前を書…

デカローグ ある選択に関する物語(Dekalog,Dwa)

二話目は“あなたは自分のために刻んだ像を造ってはならない”(……よくわからん) 夫が助かり子供も産む、この両取りの選択・結果について、キェスロフスキが何を暗示したかったのか正直よく分からない。女がどうしてその選択をしたのか、それはあえて描かれて…

デカローグ ある運命に関する物語(Dekalog,Jeden)

モーゼの十戒をモチーフにした10つの連作。一話目は“あなたは私のほかのなにものも神としてはならない” ここ7,8年の私のベストムービーのワン、ツーは鉄板で「欲望の翼」、「デカローグ」である。宗教色を含んだ映画が苦手な私が唯一理解し共感し驚嘆した作…

ダ・ヴィンチ・コード(The Da Vinci Code)

原作読んでいないものだから、この話はダ・ヴィンチの絵の謎を解き明かす話だとずっと勘違いしていた。NHKでやるような、最後の晩餐の遠近法とかさ。でも舞台がルーブルっていうだけでほとんどダ・ヴィンチ関係ないんだな。しかも私の苦手な宗教ものじゃない…

血と骨

当時高評価だったのはただの暴力のインパクトだけだったのか。お化け屋敷と変わらんではないか。こういう映画に一番必要な人間の心情というのがこの作品では全く描かれていないので驚いた。あーこの気持ち分かるぜ、というのが田畑智子演じる姉ちゃんだけだ…

タルコフスキー・ファイル IN 「サクリファイス」(Dzrected By Andrej Tarkovski)

タルコフスキー監督の遺作「サクリファイス」の現場を撮ったドキュメンタリー。この監督がいかに詩人で画家であったか分かる内容になっている。資本主義とは全く関係のない芸術家であるなあ。今やこういう映画監督は世間に許されないであろう。彼の作品が愛…

ドグマ(Dogma)

聖書を題材にしたコメディ? 宗教モノは知ってないと全然面白味が分からない。しかもそれがシリアスであればなんとなくでも観られるがコミカルの方面にいくと私なんかはさっぱり理解出来ない。宗教をお遊びにしてる悪ノリの作品としか思えないのだよね。宗教…

デイジー(Daisy)

アンドリュー・ラウのニオイがプンプンする。韓国映画色はちっともない。 それなりなのだが、前々から思っていたことで、アンドリュー・ラウは恋愛を描くのがいまいちだと思う。男の勝負の部分は非常にかっこいいのだが恋愛を絡めることによって微妙に古臭い…

ダンサーの純情(Innocent Steps)

基本的にダンスモノが好きなので楽しく観れた。 ダンスシーンがよかったのでそれだけで満足だが、ラブストーリーとしてもそこそこ。床の白い足跡とか小物が韓国映画らしく程ほどにお洒落で好ましい。取調べの時に主役二人、ムン・グニョンとパク・コニョンが…

ダウンタウン・シャドー(神偸謀影)

まだまだアイドルってな感じの金城武主演作。アジアン・ミッション・インポッシブル。 科学的根拠薄弱なシーンが沢山あるが、リズム感がよいので楽しく見ていられる。流石は香港映画。エンターテイメントのツボを心得ている。 それにしても結構な頻度で感じ…

卓球温泉

家出主婦が温泉でちょっと卓球をしてみた話。コミカルドラマ。 “ねるとん”に時代を感じた。 松坂慶子が本当の本当にフツーのおばちゃんだった。可愛いと言えなくもないが本当の本当におばちゃんだ。 (多分日本映画専門チャンネルで・2003年2月14日)卓球温…

東京物語

皆が知ってる日本の宝。なんだけど、個人的には小津映画の中で1番手でも2番手でも3番手でもなかったりする。捻くれ者だから、でも小心者だから★4つ付けているという私の中では微妙な映画。 名作、ではあるんだろうなあ。でもはっきりと好きです!と手を挙げ…