猫が星見た

映画の感想

★★★☆

PLASTIC CITY プラスティック・シティ(PLASTIC CITY)

幼い頃にアマゾンのジャングルでアジア系ブラジル人のユダに拾われ、息子のように育てられた日系ブラジル人のキリン。青年となった今では、ユダの右腕としてショッピングモールの闇家業に従事する日々。そんな中、裏社会を仕切るユダの失脚を狙う勢力が台頭…

マッスルモンク(RUNNING ON KARMA)

大切な人を失ったことが原因で、他人の前世での業(カルマ)が見え、その人の死因を予知する能力を有したビッグガイ。しかし、そのことで因果の非情さを悟り、僧衣を脱ぐ結果となってしまった。いまではその類い希な筋肉美を活かしてストリッパーをするなど…

マンマ・ミーア!(MAMMA MIA!)

往年の人気ポップグループABBAのヒットナンバーで構成され世界中でロングランとなった傑作ミュージカルを銀幕へと昇華したロマンティック・コメディ。メリル・ストリープら豪華キャストを迎え、ギリシャのリゾート地を舞台に、結婚式を目前に控えた娘とその…

どろろ

とある時代のとある国。戦乱が続き、荒廃が進む世を憂う武将・醍醐景光は、国を治める力を手に入れるため、生まれてくる我が子の体48箇所を48体の魔物に差し出した。醜い姿で生まれ、そのまま捨てられた赤ん坊・百鬼丸は医師・寿海に拾われる。寿海は百鬼丸…

ブリジット・ジョーンズの日記(BRIDGET JONES'S DIARY)

日本を含む世界各国でベストセラーとなったヘレン・フィールディングの同名小説を映画化した爽やかコメディ。30代の独身女性をヒロインに、仕事に恋にダイエットに悪戦苦闘しながらも常にポジティブに生きる等身大の女性像を描き同世代の女性の強い共感を得…

長江哀歌(三峽好人)

三峡ダム建設が進む街、奉節。山西省の炭鉱夫ハン・サンミンは、16年前に別れた妻子を捜してこの街にやってきた。しかし昔妻が住んでいた場所はすでに水に沈んでいた。サンミンは安宿に寝泊まりしながら、妻子の行方を捜すことにするが…。同じ頃、こちらも山…

エディット・ピアフ〜愛の賛歌〜(LA MOME)

1915年、フランス・パリの貧しい家庭に生まれたエディット・ジョヴァンナ・ガション。母は路上で歌を歌い、日銭を稼ぐ毎日だった。その後、祖母が経営する娼館に預けられた彼女は、娼婦ティティーヌたちに可愛がられ束の間の安らぎを得る。やがて兵役から戻…

ネコのミヌース(MINOES)

新聞記者ティベ(テオ・マーセン)が出会ったミヌース(カリス・ファン・ハウテン)は、木に登ったり、ゴミ箱を漁ったり、魚屋が好きだったり、ちょっと変な女の子。情報通の彼女を秘書にしたティベは絶好調。ある事件が起きるまでは……。 オランダって平和な…

センターステージ(CENTER STAGE)

「クルーシブル」のニコラス・ハイトナー監督が、名門バレエ団のセンターステージに立つことを夢見る若者たちの姿を描いた青春群像劇。ジョディの夢は、名門バレエ団“アメリカン・バレエ・カンパニー”のプリンシパル・ダンサーになること。晴れて練習生とな…

サッド ヴァケイション

北九州の港。中国からの密航者を手引きしていた健次は、船内で父親が死んでしまった少年アチュンを自分の家に連れ帰る。そこには、かつて幼なじみの安男から世話を託された安男の妹で知的障害者のユリも一緒に暮らしていた。健次は、家族のような3人での生…

花と怒涛

小林旭がかっちょいい。吉川晃司もしくはチョウ・ユンファを連想させる顔とスタイルだ。 この時代の俳優はぴしっとしつつ男くさい。最近じゃあとんと見かけない。話の内容はそう変わったものじゃない。 ただ飲み屋での小林旭演じる尾形と顔色の悪い殺し屋と…

デカローグ 第9話「ある孤独に関する物語」(Dekalog,Dziewiec)

第3話同様、あまり印象に残らない話。ただ、音楽と映像が美しい。

バベル(BABEL)

モロッコ。山羊飼いのアブドゥラは知り合いから一挺のライフルを買い、それを山羊に近づくジャッカルを追い払うためとして息子の兄弟アフメッドとユセフに与えた。すると、兄弟は遠くの標的めがけて遊び半分で射撃の腕を競い合い、ユセフが険しい山間部を走…

それでもボクはやってない

フリーターの金子徹平は、会社の面接に向かうため通勤ラッシュの電車に乗っていた。そして、乗換えの駅でホームに降り立った彼は女子中学生から痴漢行為を問いただされる。そのまま駅員によって駅事務所へ連れて行かれた徹平は、やがて警察へと引き渡される…

魍魎の匣

“憑物落とし”の京極堂こと中禅寺秋彦が奇怪な難事件に挑む京極夏彦原作“京極堂シリーズ”の映画化第2弾。主演は前作「姑獲鳥の夏」に引き続き堤真一。監督は「狗神」「バウンス ko GALS」の原田眞人。一見バラバラな不可解な3つの事件に隠された“匣(ハコ)…

王の男(The King and The Clowm)

稀代の暴君とその寵愛をうけた美しき男芸人と苦楽を共にしてきた相方の男を巡る運命と愛憎の歴史劇。 美貌の男芸人役のイ・ジュンギの妖艶な色気のせいで、見かけだけのミーハー韓流だろうと思って期待しておりませんでしたが、映画として非常にきっちり丁寧…

アイ・アム・レジェンド(I AM LEGEND)

まっすぐ家に帰る気分ではなかったので時間に合ってりゃなんでもいいや〜と思って選んだのがこれ。最近映画館で観る映画が大作ばかりで私はどうかしています。 タイトルが「アイ・アム・レジェンド」て。なんともアメリカ人っぽいオレ様風味をかもし出してい…

オリーブの林をぬけて(ZIR-E DERAKHTAN-E ZEYTOON)

アッバス・キアロスタミ監督の「友だちのうちはどこ?」「そして人生はつづく」に続く三部作。 私は「友だち〜」は好きだが「そして〜」は苦手、そしてこの作品は再び好きである。他愛ないことを退屈に感じるかほほえましく感じるかは紙一重であるなあと思う…

ノスタルジア(Nostalghia)

映像叙情詩。 “ロウソクの火を消さないように広場を渡る” この映画ではっきり覚えているのはそこだけなのである。生と死、火と水、そこだけが異常に目に焼きついて離れない。この映画の素晴らしさを巧く説明出来る人がいたら教えて欲しい。なんでこんなに退…

8人の女たち(8femmes)

新旧豪華女優たちがおくるサスペンス・ミュージカル劇。 フランス女優の底力と意地とバチバチ光るライバル心を見る。お得な一品。 八人八色の美女たちが図太く妖艶に、そしてキュートに歌を歌い踊り狂う。しかも下手!なんて素敵なんだ! エマニュエル・ベア…

悪い男(BAD GUY)

キム・ギドクの映画を自ら進んで見るっていうのは結構マゾな行為かもしれないな。今の所100%痛い。 ギドク作品と北野作品が似ていると何処かで聞いたけれども、「サマリア」「受取人不明」を見てもさっぱりそんなことは感じなかったが、この作品見てようやく…