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香港の鬼才ジョニー・トー監督が「ザ・ミッション 非情の掟」の主要キャストを再結集し、熱き男たちの絆とロマンをスタイリッシュに描き出したノワール・ムービー。返還目前のマカオを舞台に、それぞれの使命を帯びて対立する裏社会の男たちが辿る予測不能の…
ドキュメンタリー「エトワール」でパリ・オペラ座の世界をカメラに収めたニルス・タヴェルニエ監督が、そのパリ・オペラ座のトップ・ダンサーたちを贅沢に起用し撮り上げた幻想的な劇映画。そこは踊りを禁じられた王国。ところが王女オーロラは誰よりも踊り…
1915年、フランス・パリの貧しい家庭に生まれたエディット・ジョヴァンナ・ガション。母は路上で歌を歌い、日銭を稼ぐ毎日だった。その後、祖母が経営する娼館に預けられた彼女は、娼婦ティティーヌたちに可愛がられ束の間の安らぎを得る。やがて兵役から戻…
2000年のカンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞した「散歩する惑星」で世界的に注目を集めたスウェーデンの鬼才ロイ・アンダーソン監督が、独特のユーモアで描く人間賛歌の不条理ドラマ。北欧のとある街を舞台に、夢と現実の狭間で繰り広げられる住人たちの悲喜…
互いに深く愛する恋人たち、セヒとジウ。付き合い始めて2年を過ぎ、時の移ろいと共にセヒは次第に不安を募らせる。ジウが自分に飽きて他の女のもとに走ってしまうのではないかと。そんなある日、セヒは突然姿を消してしまう。セヒの行方を懸命に捜すジウだ…
留守宅に侵入してはシャワーを浴びたり食事をしたりという行為を繰り返しながら転々と放浪生活を続けるミステリアスな青年テソク。ある時、いつものように空き家だと思い込み忍び込んだ豪邸で、テソクはその家の住人ソナに遭遇する。彼女は独占欲の強い夫に…
300年以上の歴史を誇るパリ・オペラ座。そのバレエ団は、“星”を意味するエトワールと称される最高位のダンサーを頂点にし、プルミエ・ダンスール、スジェ、コリフェ、カドリーユと続く完璧な階級社会。そもそも、一握りの選ばれし者のみが団員になれる世界。…
あのー……最後まで弟の方が小林旭だと思ってました……。高橋英樹だったんですねぇ……弟のキャラクターが魅力的で、なんて小林旭は陽のオーラが出てるんだ!カッコイイ!とワクワクしていたのですが、それが高橋英樹だと判明した時、なんか映画の価値が下がった…
あんまり面白いと思えない。農村を描いているだけあって華がない若々しさがない。 不倫を描いたり農村の崩壊を描いたり、なんとなく寂しげで社会派的なのも……モニョモニョ。 ただとても丁寧な映画なので星3つ。 (2008年5月22日・BS2で)
唐王朝滅亡後の中国。絶対権力をほしいままにする国王を頂点とする“黄金の一族”がいた。国の繁栄と王家の栄華は永遠かと思われたが、宮廷内部では誰もが秘密を抱え、悪意に満ちた策謀が複雑に入り乱れていた。すでに冷え切っていた王と王妃。王は病気がちな…
バスガイドとして働く清子には2人の姉と一人の兄がいた。しかし、4人とも父親が違った。ある日、長姉夫婦が清子に縁談話を持ちかけるが、清子には姉夫婦の意地汚い魂胆が見え透いてしまいとても話を進める気になれない……。 成瀬監督の作品でも私は「浮雲」…
香港裏組織のトップを決める会長選挙を舞台に、権力の座を巡って壮絶な仁義なき抗争を繰り広げる男たちの姿を、冷徹かつスタイリッシュな映像で描き出すサスペンス・ドラマ。 お、面白くない……!ジョニー・トーの映画で時間が長く感じられるなんて信じられな…
稀代の暴君とその寵愛をうけた美しき男芸人と苦楽を共にしてきた相方の男を巡る運命と愛憎の歴史劇。 美貌の男芸人役のイ・ジュンギの妖艶な色気のせいで、見かけだけのミーハー韓流だろうと思って期待しておりませんでしたが、映画として非常にきっちり丁寧…
予想に反して結構面白かったと思います。高島礼子がうまいです。他の方々はどなた様も演技がおかしいのですが、このシリーズは現代風なので許せる仕様になっております。 そんな中で一点これはまずいだろ〜と思ったのは、井川遥の二重あご。女優さんでこんな…
まっすぐ家に帰る気分ではなかったので時間に合ってりゃなんでもいいや〜と思って選んだのがこれ。最近映画館で観る映画が大作ばかりで私はどうかしています。 タイトルが「アイ・アム・レジェンド」て。なんともアメリカ人っぽいオレ様風味をかもし出してい…
うわーーークソつまんない。香港でおナルな映画を撮る監督ってチャウ・シンチーくらいかと思ってたけど、スティーブン・フォン、お前もか!!しかしシンチーは映画自体が面白く、主役(監督)No.1は笑いの後からついてくる要素、または笑いの為に必要不可欠…
涙が出た。現実では大嘘なのかもしれないが、皆自分の居るべき場所があっていつかそこに連れて行ってくれる運命というのがあるのだなあと思わせてくれる救いの映画。「めぐりあう時間たち」「彼女を見ればわかること」と3つ並べて女性映画の傑作としたい。…
アッバス・キアロスタミ監督の「友だちのうちはどこ?」「そして人生はつづく」に続く三部作。 私は「友だち〜」は好きだが「そして〜」は苦手、そしてこの作品は再び好きである。他愛ないことを退屈に感じるかほほえましく感じるかは紙一重であるなあと思う…
マイク・マイヤーズが生理的に受け付けない。あの顔で下ネタかまされると面白いより先に気持ち悪くてしょうがない。あとこの真似真似しい内容はなんだろう。パロディのパロディというなんとも他力本願な手なのだが、まあそれでC級の顔をしてくれれば許すが世…